ハミガキ入り歯ブラシ「Fresh & Go」
:2003.11.10--生活
歯の健康を保つため、歯磨きはとても大事。だから歯ブラシを日常的に持ち歩く人は少なくない。でも、歯ブラシとハミガキを2つセットでバッグに入れるとかさばって意外に厄介だ。そこに、「歯ブラシとハミガキを一緒にしたら、携帯に便利だろう?」と考えた発明家がいた。
彼らの考案した「Fresh & Go(フレッシュ&ゴー)」は、密やかではあるが確実に人気が高まっている商品。一言で説明すると「ハミガキ入り歯ブラシ」である。歯ブラシの柄の部分がハミガキケースになっていて、柄の真ん中辺りに付いたダイヤルを回すとハミガキが歯ブラシの中から出てくる。ハミガキが入っている柄部分の直径は約1.8cm。握りやすくてしっかりしている。
「ハミガキが歯ブラシのブラシ部分に付いている」歯ブラシは見たことがある。「折りたたみ歯ブラシ」と「極小サイズのハミガキ」の組み合わせも見たことがある。でも、前者はブラシ部分に付いたハミガキがとれてしまえばお終いなので、ほぼ1回きりの使い捨て。後者は、携帯性も使い勝手も今ひとつだ。結局、使い慣れている歯ブラシとハミガキを持ち歩くという人が多いのではないだろうか。そんな人にフレッシュ&ゴーをぜひ使ってもらいたい。
フレッシュ&ゴーのコンセプトを考案した発明家2人に、2人の投資家が加わり1998年に会社がスタートし、本格的な製品化が進んだ。その後、4人の創業者のうちの1人が株式や製品の権利を買取り現在のフレッシュ&ゴー社を設立、製品は2000年7月に発売された。
フレッシュ&ゴーは、全米にチェーンを持つスーパー「セーフウェイ」を始めとして、「ウォルグリーン」「ライトエイド」(両方ともドラッグストア)など、全米にチェーンを持つようなポピュラーな店で販売されている。発売が2000年だったのに今まで気づきにくかったのは、同社が大規模な広告を打たなかったことと、商品の評判が口コミで広がったことが理由だ。
ハミガキを出すダイヤルは、歯ブラシを手で握ったときにちょうど親指があたる部分に位置しているので回しやすい。また、アメリカの歯ブラシの多くが“馬用?”と思わせるほどブラシ部が大きいのに対して、フレッシュ&ゴーのブラシは標準サイズ。また、嬉しいのがブラシカバーもセットされていることだ。ハミガキ量は「約30回分」ということだが、そもそも歯ブラシが使い捨て商品であることを考えると、30回も使えたら上出来と言えるだろう。
フレッシュ&ゴーには大人用と子供用の2種類があり、ハミガキのフレイバーは大人用がミント、子供用がバブルガム。大人用にはホワイトニングハミガキも揃っている。価格はそれぞれ店によって異なるが$3.00程度。
Fresh & Go:
( http://www.freshangousa.com )
いつぞやこの欄で書きましたが、私は歯磨きオタクです。今年の5月からブレースをしているので、神経質さにより磨きがかかっています。私の今の流行りはブレースに邪魔された部分をぬるま湯で洗い流せる「ウォーターピック」です。しかし、外食・外泊の場合はそんなことまでしてられません。そーいうときにフレッシュ&ゴーが役に立つんだな。ふふん。
こういう商品は、今までにも誰かが考えたことがあるんじゃないかと思うのですが、実際には店で見たことがなかった。だから感心しました。ハミガキの味がいいとこもなかなかです。旅館なんかで出てくるハミガキの味は、悲しいものがあります、よね。あれとは比較にならないほどちゃんとした味です。
オフィスのロッカールームに歯磨きセットをキープしているOLから出張の多いビジネスマン、はたまた子供に歯磨きの習慣を付けさせようと苦労しているお母さんまで、フレッシュ&ゴーは色んな方に喜んで使ってもらえる商品だと思います。アメリカ在住の皆さんは記事内にあるお店のToothbrush Aisleを探してみてください。隅っこの方にありますから。日本在住の方は――近いうち日本でも発売されるらしいという情報をフレッシュ&ゴー社からキャッチしていますので、とりあえずはプレゼントにご応募を!
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ダイヤル部分はこうなっている。 |
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ダイヤルを回すと、ハミガキが |
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出てくるのダ! |
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